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木津川遊歩空間アイデアデザインコンペ

2012.10

中之島から京セラドーム周辺に繋がる木津川部分は、大阪の「水の回廊」計画の一辺を担うものとして、大変重要な位置付けである。  その中で、江之子島周辺の歴史・文化と江之子島文化芸術創造センターによる「北のコア」。京セラドームを中心とする「南のコア」。そして、今回整備地区である「立売堀」と松島公園の一体が「中のコア」となる。この3つのコアがそれぞれの特性を活かしながら遊歩空間で繋がり、木津川域全体の親しみやすい河川空間の創出が肝要である。

木津川域全体の3つのコアの内、「中のコア」に位置する今回計画エリアは、立売堀や松島公園などのオープンスペースに特徴づけられ、その空間的広がりを有効に活用した遊歩空間・広場空間の創出が必要である。  そのために、良好な親水空間という空間的アプローチと歴史・文化や季節などの時間的アプローチ、そしてそこで営まれる生活などの行動的側面、これらの3点に着目した具体的な提案内容を検討する。

1. 人と川が出会う、アクティブな親水空間:「積極的に川を感じる、川と接する」

2. 人と人が出会う、川岸に延びるコミュニケーション空間

3. 時間と出会う、「立売堀」