八尾･信貴山麓の田園地帯が広がる中、田畑開発地のかなりの密集地内での計画である。

夫婦揃ってお仕事をされ、家での時間が少なく、家事作業動線の機能性を第一とする。台所廻りを中心とする家事動線のまとまりと浴室廻りを中心とするそれら、それぞれで「行き止まりを作らない」機能的な動線計画･室配置とする。

「いえ」の中心となるLDKプラス部分（和室やお勉強ｽﾍﾟｰｽ）で融合的な関係の中で新たなくつろぎを創出すること、家族が集い、一緒に暮らす、この「いえ」の中心である。

土地（敷地）の意味合いを読み解く。

都心郊外とは言え、隣家が密接した市街地に近い状態の中、開口部の制限やアクセス道路の形状、シークエンスなどを考慮した形態とし、シンプルモダンなイメージを意図して、「シルバーメタリックな家」と名づけられるようなデザインとした。