今、建築に思うこと
一個の棲み家をすべての原点として、よりよい生活空間を創り出し、また周辺環境との呼応や文脈の読み込みによりそれまで以上のまち空間・生活空間を生み出すことを大きな使命のひとつと考えます。
現在における「建築家」にはいろいろなイメージ・職能がありますが、社会的責務として、安全・快適で固有な生活空間づくりを目指し、まちとひととの緊密で相互的な空間・時間的関係の創出を中心的課題とします。
また、一個の棲み家への帰結や一個のひととの関わりに終止するのではなく地球環境的なアプローチでのひとと棲み家の関わり、ひととまちとの関わりを常に念頭に置き、美しいまち、住み良い生活空間、ひとの空間・時間的充足を目指します。
コンテンポラリーな時代感覚を常に持ちながら、ひととまちとの関わり合いによって生み出されるあらゆる事象に興味を持って、よりよい生活空間づくりに寄与していきたいと考えます。