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第16回KAJIMA彫刻コンクール/模型入選

2019.08

穿孔の彼方に

小さな立方体が一定の規律の下集合した、9×9×9に内包する立体。さらにそれらは壁体として統合されていく。宙に浮かぶ壁体は単純な構成の中に複雑な表情を持ちながら、穿たれた空間が新たな意味、緊張を生みだす特異点となる。全体の統合と穿孔の意味を増長する形で、小さな立方体《木材》は空間の意味を問いかける。